前回の記事から、ちょこちょこと Papyrus 2021-06 に向けての状況を確認しています。
現状は Nightly ベースなので、プラグインのアップデート毎に更新されていっています。
現状はこのような感じですね。
Eclipse をベースとしたオープンソースのモデリングツールである Papyrus に関する blog です。 使い方や Eclipse の他プラグイン連携などの話題を徒然にアップしています。またMARTEやSysMLなどの UML Profileの扱い方や定義方法などにもふれています。
前回の記事から、ちょこちょこと Papyrus 2021-06 に向けての状況を確認しています。
現状は Nightly ベースなので、プラグインのアップデート毎に更新されていっています。
現状はこのような感じですね。
UCM
Unified Component Model for Distributed, Real-Time And Embedded Systems
This specification defines a Unified Component Model (UCM) as new component model targeting Distributed, RealTime and Embedded (DRTE) Systems. UCM aims to be a simple yet complete, lightweight, middleware-agnostic, and flexible component model.
The Unified Component Model (UCM) enables the design of software applications based on the use of components.Software applications are designed as a set of interconnected components. These components typically correspond to the application business logic of a target solution. Components interact with each other through connectors. They are also associated with technical elements (named technical policies) that control their execution or provide services.
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となっており、主には Thales が主導しているのかなと考えています。
UCMについてほとんど詳細を知らないのですが、仕様書にある図:
を Papyrus 上でざっと作図してみました。
作成可能であるどの Diagram で、どのモデル要素の表示が可能を把握していないのですが、ざっくりとは UCM でモデル化を行うことが可能そうに思えます。
なお作成可能な Diagram としては以下がある模様です:
Papyrus としても、まだあまり情報が公開されていないのでは、と思っています。
また、UCM (Unified Component Model for Distributed, Real-Time And Embedded Systems) についても情報が少ないとの印象です。
今後も引き続きウォッチと調査を進めていこうかと思っています。
SysML 1.6 Requirements Extension
「これらのステレオタイプを使って要求をキャプチャしたいけど、自分のプロファイルでステレオタイプを定義すると将来的にオフィシャルにサポートされた場合に競合するし、そもそも、自身でプロファイル定義を行う際に多重となるステレオタイプ定義(SysML プロファイルを読み込んで、そのステレオタイプを再度ステレオタイプ拡張)がうまくいくかどうか、試したことないし」
Papyrus バージョン 5 (2020-12) 以降のリリースでは、APIの大きな刷新と諸々の修正のため、なかなか安定しない状況が続いているように思います。それらは、papyrusのGerrit などの状況でも伺いしれていました。また先の記事の通り、2021-03 以降の状況が少し不明瞭な状況もありました。
最近、RCPのページが改訂され、現在開発中の Papyrus が Weekly RCP として 2021-06 向け nightly として明示されました。
実際、バージョン5以降では、追加プラグインとなる Software Designer や SysML、Moka などのプラグインインストールでエラーがでる状況も続いていたのですが、最近、少し落ち着いてきたみたいです。
状況確認のため少し試してみた所、無事に各プラグインをインストール出来て動作していそうな感じです。
プラグイン導入で使用可能となる MARTE プロファイルをモデルに適用してみたのが以下の画像です。