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2021/07/04

最近の Eclipse では Java VM が内包されている? (Eclipse IDE for C/C++ Developers 2021-06)

Papyrus もそうではありますが、自分としては通常の Eclipse も良く使っています。
特に Eclipse IDE for C/C++ Developers が、Java の開発環境と共にメインのIDEとなっています。
今回、Eclipse 2021-06 がリリースされたので、C/C++ Developers 版をダウンロードしてみました。

ダウンロードサイトからzipをダウンロード・展開し、eclipse.exe をダブルクリックして無事に起動するのを確認しました。


・・・と、ここまで実施した中でふとした疑問が。。。
「Java VM の指定は??」

少し前の Eclipse は起動する Java VM を eclipse.ini ファイルにて指定したりしてました。この記事とかですね。

指定しない場合には、「Java VM が見つからない」というエラーメッセージダイアグラムが表示されて「eclipse.ini に指定しないと・・・」と気づくことが多かったのですが、2021-06 では何故起動したのか・・・?

まずは [Installcation Details] のコンフィグレーション内容を確認してみようかと。[Installation Details] は上記画像の左下にあるボタンをクリックすることで表示できます。

その結果は・・・


おお! Java VM 指定がなされています(上記の赤字の部分です)。抜き出してみると、以下です:
-vm
C:\Eclipse\eclipse-cpp-2021-06-R-win32-x86_64\eclipse\\plugins/org.eclipse.justj.openjdk.hotspot.jre.full.win32.x86_64_16.0.1.v20210528-1205/jre/bin\server\jvm.dll
なるほどです。

もしかしたら Eclipse IDE for C/C++ Developers に特有の設定なのかもしれませんが、OpenJDK として提供されている Java VM の 16.0.1 の JRE を同封して使用する設定になっているのですね。
2017年頃だったでしょうか、Eclipse Foundation に IBM から Java VM が移管されて OpenJ9 として開発されることになったと思いますが、言語バージョンの問題などもあったのでしょうか、結局は OpenJDK を使用することになったのでしょうかね。

今後の Eclipse は JavaVM同封 が基本になるのでしょうかね?

現状の Papyrus もどうなっているのか、少し気になります。

そういえば少し前の Eclipse (C/C++ですが)の頃から、新しいバージョン (2021-03とか2021-06とか)が出たら、自動的にバージョンアップがなされているみたいです。
それとの関係もありそうですね。

また確認してみようかと思います。