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2021/07/18

SysML 1.6 ダイアグラム作成メニューの日本語化(Papyrus 2021-06 Nightly)

先の記事の通り、無事に SysML1.6 ダイアグラム作成メニューが表示されるようになったので、日本語化を少しだけ進めてみました。


いい感じにダイアグラム作成メニューが日本語化されていますね。

現状としては、モデル化要素についてはほぼ日本語化され、また各要素の説明文の50%ぐらいは終わったかなという感じです。

ただ、Papyrus 全体の Preference やフロート表示される内容等を含め、全体としては、まだ半分くらいでしょうか。

とはいえ、この先、Papyrus 2021-06 アップデートの正式なアナウンスが出る頃には、使えるようになるといいなと思いますので(少なくとも次のオフィシャルの 2021-09 には)、先の記事の通り、次のステップに進もうと思います。

楽しみです。

無事に SysML1.6 ダイアグラムが表示されるようになりました (Papyrus 2021-06 Nightly)

 SysML プラグインにおける最近の問題であった

Bug 573577 - [SysML] Cannot create diagrams

が解消され、無事に更新プラグインにマージされたみたいです。

更新をかけてみると無事に SysML ダイアグラム作成メニューが表示されました。

いい感じですね。

モデル・エクスプローラー側からも表示可能です。

いい感じですね。

Forum 上の話しとしては、オフィシャルには 2021-06 はスキップしたけど、2021-06 相当にアップデート可能な URL 情報を、Papyrus Web サイト上で紹介してくれる予定みたいです。

もう少しすればアナウンスがありそうですね。

こちらも前の記事の通り Papyrus の日本語化対応を進めておりまして、上記表示の通り、SysML プラグイン向け対応も粛々と進めています。

ダイアグラム作成が正規の手順で出来ないという問題がクリアされたので、こちらも次のアクションに移ろうかなと思っています。

色々と待ち遠しいですね。

2021/07/09

Papyrus 2021-06 Nightly がいつからか Eclipse 2021-06 ベースに

さきほど使っている Papyrus 2021-06 Nightly の Software Update をかけたのですが、プラグインアップデートが出来ないというエラーが発生しました。

具体的には通常のアップデートを行おうとすると、以下の使用可能な更新が見付かります。

実はその裏で以下のようなエラーが発生しています。
また先程のプラグイン更新も進んでいくと以下のエラーが表示され、更新出来ない状況です。

最後のエラー内容を見てみると、前々から話題となっている XWT に関係する内容で、またXWTプラグインとしては 2021/5/26 版を参照しているみたいです。

僕が使っている 2021-06 Nightly は Eclipse 2021-06 がリリースされる結構前から配布されていた奴で、上記のようにプラグイン更新を適宜かけながら使ってきました。実際、ベースとする Eclipse は以下の通り 2021-03 です。


どのタイミングなのか分かりませんが、Papyrus 2021-06 がベースとする Eclipse が 2021-03 から 2021-06 に変更されているのかもしれません。

そのため新たに Papyrus 2021-06 Nightly をダウンロードしてベースとする Eclipse を確認すると以下でした。

確かに Eclipse 2021-06 ベースになっていますね。

最新の Nightly でソフトウェアの更新(プラグインの更新)を行うと、無事にインストールを完了しました。

Papyrus 2021-06 のオフィシャルアナウンスに向けた準備が進んでいるのかもしれませんね。

また適宜確認したいと思います。

2021/07/04

最近の Eclipse では Java VM が内包されている? (Eclipse IDE for C/C++ Developers 2021-06)

Papyrus もそうではありますが、自分としては通常の Eclipse も良く使っています。
特に Eclipse IDE for C/C++ Developers が、Java の開発環境と共にメインのIDEとなっています。
今回、Eclipse 2021-06 がリリースされたので、C/C++ Developers 版をダウンロードしてみました。

ダウンロードサイトからzipをダウンロード・展開し、eclipse.exe をダブルクリックして無事に起動するのを確認しました。


・・・と、ここまで実施した中でふとした疑問が。。。
「Java VM の指定は??」

少し前の Eclipse は起動する Java VM を eclipse.ini ファイルにて指定したりしてました。この記事とかですね。

指定しない場合には、「Java VM が見つからない」というエラーメッセージダイアグラムが表示されて「eclipse.ini に指定しないと・・・」と気づくことが多かったのですが、2021-06 では何故起動したのか・・・?

まずは [Installcation Details] のコンフィグレーション内容を確認してみようかと。[Installation Details] は上記画像の左下にあるボタンをクリックすることで表示できます。

その結果は・・・


おお! Java VM 指定がなされています(上記の赤字の部分です)。抜き出してみると、以下です:
-vm
C:\Eclipse\eclipse-cpp-2021-06-R-win32-x86_64\eclipse\\plugins/org.eclipse.justj.openjdk.hotspot.jre.full.win32.x86_64_16.0.1.v20210528-1205/jre/bin\server\jvm.dll
なるほどです。

もしかしたら Eclipse IDE for C/C++ Developers に特有の設定なのかもしれませんが、OpenJDK として提供されている Java VM の 16.0.1 の JRE を同封して使用する設定になっているのですね。
2017年頃だったでしょうか、Eclipse Foundation に IBM から Java VM が移管されて OpenJ9 として開発されることになったと思いますが、言語バージョンの問題などもあったのでしょうか、結局は OpenJDK を使用することになったのでしょうかね。

今後の Eclipse は JavaVM同封 が基本になるのでしょうかね?

現状の Papyrus もどうなっているのか、少し気になります。

そういえば少し前の Eclipse (C/C++ですが)の頃から、新しいバージョン (2021-03とか2021-06とか)が出たら、自動的にバージョンアップがなされているみたいです。
それとの関係もありそうですね。

また確認してみようかと思います。