UCM
という単語が目に付きました。
はじめは「なんだろう?」と思っていたのですが、ふと、
Unified Component Model for Distributed, Real-Time And Embedded Systems
のことかもと思いプロジェクトを生成してみた所、どうもその様でした。
名前は聞いてはいましたが UCM という略語であることは認識していませんでした。そのような状況のため仕様詳細までは確認していません。コンポーネントベースのアーキテクチャモデルの1つという認識です。
その仕様は OMG によりまとめられており、
として以下のホームページで公開されています:
仕様書も同ホームページ上からダウンロード可能です。
本仕様の該当としては、上記ページに記載の通り、
This specification defines a Unified Component Model (UCM) as new component model targeting Distributed, RealTime and Embedded (DRTE) Systems. UCM aims to be a simple yet complete, lightweight, middleware-agnostic, and flexible component model.
なのですが、仕様書の「1. Specification Outline」に以下の説明がなされています:
The Unified Component Model (UCM) enables the design of software applications based on the use of components.Software applications are designed as a set of interconnected components. These components typically correspond to the application business logic of a target solution. Components interact with each other through connectors. They are also associated with technical elements (named technical policies) that control their execution or provide services.
関係している組織としては、上記ホームページ上に記載の通り、
の模様ですが、最新の仕様 Version 1.2 の Copyright を見てみると、
Copyright © 2016-2017 PrismTechCopyright © 2016-2019 ThalesCopyright © 2016-2020 Object Management Group, Inc.
となっており、主には Thales が主導しているのかなと考えています。
UCMについてほとんど詳細を知らないのですが、仕様書にある図:
を Papyrus 上でざっと作図してみました。
作成可能であるどの Diagram で、どのモデル要素の表示が可能を把握していないのですが、ざっくりとは UCM でモデル化を行うことが可能そうに思えます。
なお作成可能な Diagram としては以下がある模様です:
Papyrus としても、まだあまり情報が公開されていないのでは、と思っています。
また、UCM (Unified Component Model for Distributed, Real-Time And Embedded Systems) についても情報が少ないとの印象です。
今後も引き続きウォッチと調査を進めていこうかと思っています。