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2024/09/28

今後の Papyrus に関するリリース

 今後の Papyrus に関するリリースが少し前に出ています。9月19日の記事です。

Papyrus Classic and Desktop

Posted Sep 19, 2024

Hello Everyone, most of you would have already seen it but, just to broadcast it to the largest amount of people possible : the latest 6.7.0 release of Papyrus should be the last official release based on GMF diagrams and XWT property views. We are not planning to maintain a regular release schedule for this version now refered as Papyrus-Classic and available on the Eclipse Gitlab. The next version is already under development and will be contain major updates and its frameworks. Its diagrams will be based on the Eclipse Sirius diagram framework, its property view on EEF and the ElementTypes framework will gradually be replaced with the DomainService framework in charge of the UML editions. This 7.0.0 release is planned to be released aroung the 2024-12 GA. More information can be found on this forum post. For this reason, we might have to rework the current update sites and releases references under the usual Eclipse download server. We will make sure to keep you informed when this is happening, via both these news and the forum.

という内容です。

Google 翻訳で翻訳させると

Papyrus Classic およびデスクトップ

2024 年 9 月 19 日投稿

皆さん、こんにちは。ほとんどの方はすでにご覧になっていると思いますが、できるだけ多くの人にお知らせするためにお知らせします。Papyrus の最新リリース 6.7.0 は、GMF ダイアグラムと XWT プロパティ ビューに基づく最後の公式リリースとなります。現在 Papyrus-Classic と呼ばれ、Eclipse Gitlab で入手可能なこのバージョンについては、定期的なリリース スケジュールを維持する予定はありません。次のバージョンはすでに開発中で、メジャー アップデートとそのフレームワークが含まれます。ダイアグラムは Eclipse Sirius ダイアグラム フレームワークに基づき、プロパティ ビューは EEF に基づき、ElementTypes フレームワークは UML エディションを担当する DomainService フレームワークに徐々に置き換えられます。この 7.0.0 リリースは、2024-12 GA 頃にリリースされる予定です。詳細については、このフォーラム投稿をご覧ください。このため、通常の Eclipse ダウンロード サーバーの現在の更新サイトとリリースの参照を再調整する必要がある可能性があります。変更が行われる場合は、このニュースとフォーラムの両方でお知らせします。

とのことです。

簡単にまとめると、

  • 現在使用しているUIベースの Papyrus は今後定期的なリリースはなされない
  • 新しい Eclipse Sirius ベースの Papyrus は 2024-12 頃にリリースされる予定

です。

これまでは四半期ごとにリリースされていたため、この9月もリリース月だったのですが、今月のリリースはなく、次の四半期となる 2024年12月 にメジャーバージョンアップされたバージョン7として、新しいフレームワークに基づく Papyrus がリリースされる形みたいですね。



2024/07/06

Papyrus 6.7 (2024-06) の正式なリリースアナウンスが出ました

 前回の記事では少し待った方がよさそうだと書きましたが、無事に正式なリリースアナウンスが出ました。


そして、Papyrus 6.7 の RCP 版もダウンロードサイトから無事に入手することが出来るようになりました。


問題なく起動しました。



新しいバージョンの Papyrus を最初に立ち上げたら、Papyrus SW Designer や SysML 1.6 などのプラグインを Eclipse Marketplace からインストールしています。


いつもは「Find」と書かれている検索フィールドに "Papyrus" と入力して[Go]を押すと、Papyrus関係のプラグインが表示されるのですが、なぜかエラーが発生してしまいます。


「500 Service unavailable」

とのことです。3つのPCで日を変えてやってみましたが、同じエラーが発生してしまいます。原因究明を進めてもいいのですが、Eclipse Marketplace の Webサイト からもインストール可能なので、そちらで進めようかと思います。通常時には使わない初期設定だけですし。
まずは Eclipse Marketplace サイト にいきます。


ここで "Papyrus" といれて [Search] するといいのですが、結果が表示されませんでした。Marketplace 側で問題が発生しているのかもしれませんね。

そのため、左側に表示されている [MARKETS] の所から辿っていきます。
Tools → Modeling Tools
をひたすら辿るという地味な作業になりますが、だいたい [3] 番目か [4] 番目くらいで SysML や Moka などが出てくると思います。


あとは該当するプラグインの [Install] ボタンをマウスで Drag し、Papyrus 上で Drop することでインストールされます。

前の記事で紹介されていた Sirius ベースの ダイアログ表示とかも、追々試していこうかと思います。

2024/07/02

Papyrus 6.7 が出たような出てないような。そして今後のアナウンス。

3の倍数の月(3月、6月、9月、12月)は新バージョンの Papyrus リリースに心躍らせる月なのですが(スキップされる月も多いですが)、この6月に「Papyrus 6.7」がリリースさせた模様です。

「模様です」というのは変な表現ですが、ダウンロードサイト(ここ) はまだ更新されておらずバージョン 6.6 のままです。ただ Papyrus フォーラムの記事:
がアップされており、そのタイトルの通り、リリースされた模様です。

僕はRCP版を基本使っているのですが、上記フォーラムに記載されたRCP版リンクからダウンロードした「papyrus-2024-06-6.7.0-win64.zip」ファイルを展開すると、タイムスタンプが 2022/12 のものとなっています(以下のエクスプローラ画面で見て取れます)。


実際、RCP (papyrus.exe)を起動すると、以下のように "2022-12" と入ったスプラッシュ画面が上がってきます。


だめおし、ではないですが起動後の papyrus のメニューから "About Papyrus" の画面を表示させると "2022-12 (4.26)" となっています。


何かの手違いかと思いますが、少なくとも RCP 版はオフィシャルなダウンロードサイトに上がってくるのを待った方が良さそうです。

なお先の記事には今後に関する様々な情報が記載されています。簡単に要約すると以下とのことでした。
  • このリリースは、GMF (ダイアグラム用) と XWT (プロパティ ビュー用) に基づく最後のリリースであり、次のリリースからは Sirius (ダイアグラム) と EEF (プロパティ ビュー) に基づく予定。
  • それもあり、次の Papyrus バージョンは Papyrus 7.0 と呼ばれるメジャーバージョンになる予定で、Eclipse 2024-12向けに計画されている。
  • 変更の範囲と数を考えると、2024年12月というのは暫定的な目標であり、必要な場合、移行プロセスは2025年に続行される。
色々と知っている内容とあわせて、ざっくりとした僕の理解は、
  • Web ベース と Desktop ベース のどちらのプラットフォームも実現可能な Eclipse-Sirius というものを OBEO 社が開発中ですが、今後、Papyrus も、この Eclipse-Sirius ベースに移行する
です(間違っているかもしれませんが)。

なお、色々と知っている内容としては、
  • Eclipse-Sirius のサイトは ここ です
  • (Sirius + Papyrus) × Web というウェビナーが ここ から閲覧できます(EclipseCon 2023 in Ludwigsburg, Germany) 
と、後、特に興味がある
  • SysON という webベースの SysMLv2 モデラ―が開発中(SysON は ここ です)
です。

SysON が SysMLv2 向けのモデラ―であること、Sirius ベースであること、また Papyrus の統合を想定していることは SysON の GitHub ページ に記載されていたため把握していましたが、正式に Papyrus 側からアナウンスされたのを見たのは個人的には初めてでした。

これら諸々のボリューム感を考えると「必要な場合は、移行プロセスは2025年に続行」かなと思えたりしますが、Papyrus も少し形を変えて後も進化し続けることは、とてもうれしく思っています。

ps.
実は過日 SysON のことを知った後、「もしかして Papyrus は SysON に統合されて発展的解消するのかな?」と考えたりしてて、「その場合、このブログはどうしようか。。。 最悪終了かな。。。」と思ったりもしていました(それもあって、今年はあまり記事を更新していませんでした)。Papyrus 7.0 として、この先も継続するのであれば、僕としても引き続き、記事を書いていければ、と思っています。

2024/01/14

Papyrus 6.6.0 Released

 無事に Papyrus 6.6 がリリースされたみたいですね。

Papyrus 6.6.0 Released

Posted Jan 11, 2024

The Eclipse Papyrus 6.6.0 2023-12 release is now available! Go to the Download page to install it as an update site or a zip archive. The associated RCP is available from the RCP download page as well.

今回のアップデートは何が変わったのか把握できていませんが、Gitリポジトリの情報を見ると、幾つか改善がなされているみたいです。