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2024/09/28

今後の Papyrus に関するリリース

 今後の Papyrus に関するリリースが少し前に出ています。9月19日の記事です。

Papyrus Classic and Desktop

Posted Sep 19, 2024

Hello Everyone, most of you would have already seen it but, just to broadcast it to the largest amount of people possible : the latest 6.7.0 release of Papyrus should be the last official release based on GMF diagrams and XWT property views. We are not planning to maintain a regular release schedule for this version now refered as Papyrus-Classic and available on the Eclipse Gitlab. The next version is already under development and will be contain major updates and its frameworks. Its diagrams will be based on the Eclipse Sirius diagram framework, its property view on EEF and the ElementTypes framework will gradually be replaced with the DomainService framework in charge of the UML editions. This 7.0.0 release is planned to be released aroung the 2024-12 GA. More information can be found on this forum post. For this reason, we might have to rework the current update sites and releases references under the usual Eclipse download server. We will make sure to keep you informed when this is happening, via both these news and the forum.

という内容です。

Google 翻訳で翻訳させると

Papyrus Classic およびデスクトップ

2024 年 9 月 19 日投稿

皆さん、こんにちは。ほとんどの方はすでにご覧になっていると思いますが、できるだけ多くの人にお知らせするためにお知らせします。Papyrus の最新リリース 6.7.0 は、GMF ダイアグラムと XWT プロパティ ビューに基づく最後の公式リリースとなります。現在 Papyrus-Classic と呼ばれ、Eclipse Gitlab で入手可能なこのバージョンについては、定期的なリリース スケジュールを維持する予定はありません。次のバージョンはすでに開発中で、メジャー アップデートとそのフレームワークが含まれます。ダイアグラムは Eclipse Sirius ダイアグラム フレームワークに基づき、プロパティ ビューは EEF に基づき、ElementTypes フレームワークは UML エディションを担当する DomainService フレームワークに徐々に置き換えられます。この 7.0.0 リリースは、2024-12 GA 頃にリリースされる予定です。詳細については、このフォーラム投稿をご覧ください。このため、通常の Eclipse ダウンロード サーバーの現在の更新サイトとリリースの参照を再調整する必要がある可能性があります。変更が行われる場合は、このニュースとフォーラムの両方でお知らせします。

とのことです。

簡単にまとめると、

  • 現在使用しているUIベースの Papyrus は今後定期的なリリースはなされない
  • 新しい Eclipse Sirius ベースの Papyrus は 2024-12 頃にリリースされる予定

です。

これまでは四半期ごとにリリースされていたため、この9月もリリース月だったのですが、今月のリリースはなく、次の四半期となる 2024年12月 にメジャーバージョンアップされたバージョン7として、新しいフレームワークに基づく Papyrus がリリースされる形みたいですね。



2024/07/06

Papyrus 6.7 (2024-06) の正式なリリースアナウンスが出ました

 前回の記事では少し待った方がよさそうだと書きましたが、無事に正式なリリースアナウンスが出ました。


そして、Papyrus 6.7 の RCP 版もダウンロードサイトから無事に入手することが出来るようになりました。


問題なく起動しました。



新しいバージョンの Papyrus を最初に立ち上げたら、Papyrus SW Designer や SysML 1.6 などのプラグインを Eclipse Marketplace からインストールしています。


いつもは「Find」と書かれている検索フィールドに "Papyrus" と入力して[Go]を押すと、Papyrus関係のプラグインが表示されるのですが、なぜかエラーが発生してしまいます。


「500 Service unavailable」

とのことです。3つのPCで日を変えてやってみましたが、同じエラーが発生してしまいます。原因究明を進めてもいいのですが、Eclipse Marketplace の Webサイト からもインストール可能なので、そちらで進めようかと思います。通常時には使わない初期設定だけですし。
まずは Eclipse Marketplace サイト にいきます。


ここで "Papyrus" といれて [Search] するといいのですが、結果が表示されませんでした。Marketplace 側で問題が発生しているのかもしれませんね。

そのため、左側に表示されている [MARKETS] の所から辿っていきます。
Tools → Modeling Tools
をひたすら辿るという地味な作業になりますが、だいたい [3] 番目か [4] 番目くらいで SysML や Moka などが出てくると思います。


あとは該当するプラグインの [Install] ボタンをマウスで Drag し、Papyrus 上で Drop することでインストールされます。

前の記事で紹介されていた Sirius ベースの ダイアログ表示とかも、追々試していこうかと思います。

2024/07/02

Papyrus 6.7 が出たような出てないような。そして今後のアナウンス。

3の倍数の月(3月、6月、9月、12月)は新バージョンの Papyrus リリースに心躍らせる月なのですが(スキップされる月も多いですが)、この6月に「Papyrus 6.7」がリリースさせた模様です。

「模様です」というのは変な表現ですが、ダウンロードサイト(ここ) はまだ更新されておらずバージョン 6.6 のままです。ただ Papyrus フォーラムの記事:
がアップされており、そのタイトルの通り、リリースされた模様です。

僕はRCP版を基本使っているのですが、上記フォーラムに記載されたRCP版リンクからダウンロードした「papyrus-2024-06-6.7.0-win64.zip」ファイルを展開すると、タイムスタンプが 2022/12 のものとなっています(以下のエクスプローラ画面で見て取れます)。


実際、RCP (papyrus.exe)を起動すると、以下のように "2022-12" と入ったスプラッシュ画面が上がってきます。


だめおし、ではないですが起動後の papyrus のメニューから "About Papyrus" の画面を表示させると "2022-12 (4.26)" となっています。


何かの手違いかと思いますが、少なくとも RCP 版はオフィシャルなダウンロードサイトに上がってくるのを待った方が良さそうです。

なお先の記事には今後に関する様々な情報が記載されています。簡単に要約すると以下とのことでした。
  • このリリースは、GMF (ダイアグラム用) と XWT (プロパティ ビュー用) に基づく最後のリリースであり、次のリリースからは Sirius (ダイアグラム) と EEF (プロパティ ビュー) に基づく予定。
  • それもあり、次の Papyrus バージョンは Papyrus 7.0 と呼ばれるメジャーバージョンになる予定で、Eclipse 2024-12向けに計画されている。
  • 変更の範囲と数を考えると、2024年12月というのは暫定的な目標であり、必要な場合、移行プロセスは2025年に続行される。
色々と知っている内容とあわせて、ざっくりとした僕の理解は、
  • Web ベース と Desktop ベース のどちらのプラットフォームも実現可能な Eclipse-Sirius というものを OBEO 社が開発中ですが、今後、Papyrus も、この Eclipse-Sirius ベースに移行する
です(間違っているかもしれませんが)。

なお、色々と知っている内容としては、
  • Eclipse-Sirius のサイトは ここ です
  • (Sirius + Papyrus) × Web というウェビナーが ここ から閲覧できます(EclipseCon 2023 in Ludwigsburg, Germany) 
と、後、特に興味がある
  • SysON という webベースの SysMLv2 モデラ―が開発中(SysON は ここ です)
です。

SysON が SysMLv2 向けのモデラ―であること、Sirius ベースであること、また Papyrus の統合を想定していることは SysON の GitHub ページ に記載されていたため把握していましたが、正式に Papyrus 側からアナウンスされたのを見たのは個人的には初めてでした。

これら諸々のボリューム感を考えると「必要な場合は、移行プロセスは2025年に続行」かなと思えたりしますが、Papyrus も少し形を変えて後も進化し続けることは、とてもうれしく思っています。

ps.
実は過日 SysON のことを知った後、「もしかして Papyrus は SysON に統合されて発展的解消するのかな?」と考えたりしてて、「その場合、このブログはどうしようか。。。 最悪終了かな。。。」と思ったりもしていました(それもあって、今年はあまり記事を更新していませんでした)。Papyrus 7.0 として、この先も継続するのであれば、僕としても引き続き、記事を書いていければ、と思っています。

2024/01/14

Papyrus 6.6.0 Released

 無事に Papyrus 6.6 がリリースされたみたいですね。

Papyrus 6.6.0 Released

Posted Jan 11, 2024

The Eclipse Papyrus 6.6.0 2023-12 release is now available! Go to the Download page to install it as an update site or a zip archive. The associated RCP is available from the RCP download page as well.

今回のアップデートは何が変わったのか把握できていませんが、Gitリポジトリの情報を見ると、幾つか改善がなされているみたいです。




2023/07/28

Papyrus 6.5.0 Released と Nest Papyrus release : 2023-12

最近の Papyrus リリース情報は後付けのようなタイミングで気づくことが多いのですが笑、6.5.0 のアナウンスと6.6.0のリリースプランの情報が出ていました(ホームページから)。

まず 6.5.0 ですが、

Posted Jun 19, 2023

The Eclipse Papyrus 6.5.0 2023-06 release is now available! Go to the Download page to install it as an update site or a zip archive. The associated RCP is available from the RCP download page as well.

とのことです。RCPもダウンロードページからダウンロード可能になっていますね。

あと次のリリースとなる 6.6.0 ですが、

Posted Jul 17, 2023

Papyrus won't be participating in the next 2023-09 release train and will publish its next 6.6.0 release for the next 2023-12 train.

とのことです。

次のリリースは年末まで待ちましょうか。

それでもリリースし続けて頂いているのは、ありがたいです。




2023/03/31

Papyrus 6.4.0 2023-3 リリース

 そいえば記事書くのを忘れていましたが、Papyrus 6.4.0 2023-3 がリリースされています。

Papyrus 6.4.0 Released

Posted Mar 22, 2023

The Eclipse Papyrus 6.4.0 2023-03 release is now available! Go to the Download page to install it as an update site or a zip archive. The associated RCP is available from the RCP download page as well.

今回は RCP も同時にリリースされています。

さっと使いましたが、大きく変わった所はなさそうです。

またちゃんと使ってみた結果をリポートしてみようかと思います。



SysML v2 のβ版採択

 ネットの投稿によると、今週、無事に SysML v2 のβ版が採択されたみたいですね。

それに関係して、この4月4日(火)2:00 am から、以下の YouTube LiveStreaming が開催されるみたいです:

[Episode 33] Application of SysML v2 with Sandy Friedenthal

紹介文は以下の通りです。

After over 5 years of work with over 200 people from over 80 organizations, the OMG votes on the final submission of SysML v2 at the end of March. Truly a historic milestone for MBSE. We’ve talked about SysML v2 more often in our podcast, for example with one of the masterminds of SysML v2, Ed Seidewitz: SysML v2 – A look behind the scenes. This time we talk about SysML v2 with another mastermind: Sandy Friedenthal.

Instead of looking behind the scenes, we will primarily focus on the application of SysML v2. What does the new version mean for users? What new possibilities does it offer? Which hurdles of SysML v1 are cleared out of the way? How can the transition from SysML v1 to SysML v2 look like?

Sandy is the world’s Mr. SysML. He has been one of the leaders and driving forces behind the language since the early days of SysML v1. We are very happy that he takes the time for us for an exchange.

楽しみですね。


2023/01/29

Papyrus 6.3.0 2022-12 がリリースされています

Papyrus 6.3.0 (2022-12)がリリースされています。

リリース日は「Posted Dec 06, 2022」となっていますが、RCPがリリースされたのは、1月になってからだったと思います。ただ、Eclipse 2022-12 が出た際の 


には最新の Papyrus は含まれていました。

いつも通り、Papyrus RCP のリリースを待ってから試してみましたが、うーん、今回の RCP は少し問題があるのかな、と思いました。

Papyrus RCP そのものは問題なく動作するのですが、Eclipse Marketplace から、Software Designer (C/C++プロファイルのため)を導入しようとしたら、CDT あたりでコンフリクトが発生して、正常にインストールが出来ませんでした。

なので、Papyrus 6.3.0 (2022-12) は、上記の Eclipse Modeling Tools ベースで使った方が良いかと思いました。こちらであれば、Software Designer や SysML1.6 のプロファイルが問題なくインストールおよび動作することを確認しています。

2022/10/12

Papyrus の 2022-09 リリースは?

四半期ごとにリリースされる Papyrus ですが、

次期となるバージョン 6.3 は、2022-12 にスキップされた様に思えます。

Gerrit や Bugzilla に以下の情報が上がっていました:


理由は不明ですが、これまでにも何度かはスキップされたことはあるので(2020-09 や 2021-06)、年に一回の風物詩、という感じでしょうか笑

最近、YouTubeに上がっている動画などから、この 2021-12 にリリースされた「Papyrus for Manufacturing」に注力されておられる様にも思えまして、その影響もあるのかもしれません。憶測ではありますが。

まだ Papyrus for Manufacturing は触っていませんが、また一度、触ってみたいと思います。
この Papyrus4Manufacturing のキーワードは「Asset Administration Shell Industry 4.0」みたいです。



2022/07/14

Papyrus 6.2.0 がリリースされています

 Papyrus 2022-06 (6.2) がリリースされています。


リリース日は6月14日になっていますが、最近のリリース同様に、オフィシャルに公開されたのが6月末ぐらいだったと記憶しています。

ただ Download ページ を見ても RCP 版ば準備されていません。


Papyrus 6.2 の RCP 版はスキップされたのかな、と思っています。

ただ Update Site は公開されています。


前回のRCPリリースである Papyrus 6.1 (2022-03) の Update サイトに 6.2 の URLを追加して、Check for Updates をかければ、6.1から6.2に更新されます。


Update後の動作を確認してみましたが、SysML 1.6 プロファイルを含めて、大きな問題なく動作しているように思えます。

今回のリリースノートははっきりしませんが、多分に、少量のバグフィックスかなと思っています。




2022/03/30

Papyrus 6.1.0 (RCP)

 最近、バタバタとしていますが、Papyrus 2022-03 (Papyrus 6.1.0)がリリースされていますね。


細かな部分はまだ確認できていませんが「SysML」「SWDesigner」等は無事にインストール出来ました。少し前に最新版がリリースされた「Model2Doc」もありますし、また少し試してみたいと思います。



2022/01/08

Papyrus 6.0.0 RCP のリリース

 Papyrus 6.0.0 の RCP がリリースされています。


トップページのリリース情報には記載されていないのですが、ダウンロードページ上では提供されています。またそこには

Includes Java 11 JustJ JRE

と記載されています。

この JustJ というのは不勉強で知らないのですが、少なくとも JRE が添付されているみたいですね。

これまで自身で OpenJDK をダウンロードして、papyrus.ini に起動する Java VM の設定をしていたのですが、その手間が不要になるというのはいいですね。

確かにこれまでリリース毎に ZIP ファイルが 10MB から 20MB 程の増分だったのですが、今回は 100MB 程、増えていますね。

ダウンロードした ZIP ファイルを展開後に出来る papyrus.exe をダブルクリックすると、普通に Papyrus が起動してきました。

そして見慣れた画面表示がされました。


Forum の方に RCP リリースの情報があるかな、と見てみましたが、特には気づきませんでした。ただ現在の Papyrus 6.0 で使用する Software Designer については注意点がありましたので、関連するアドオンについては別の記事で一旦まとめておこうかな、と思っています。また JustJ についても分かる範囲で調べてみようかな、と思っています。

にしても、やっぱり Papyrus RCP はいいですね :-)

2021/12/17

Papyrus 6.0.0 がリリースされました

2021-12 リリースとなる Papyrus 6.0.0 がリリースされたみたいです。

あわせて対応する SysML1.6 もアップデートされています。


なお RCP 版はまだリリースされていないので、Eclipse 2021-12 を導入後、Downloads に記載されている URL からプラグインをインストールする形になります。

少し試しましたが、幾つか機能(メニュー)が追加されている部分もありますが、Bug Fix が多いのかな、との印象です。

前の版等でダイアグラム表示でおかしく見えていたものとか修正されているように見えます。ただ、前に作成したダイアグラムではおかしくて、新規に作成したダイアグラム上にドロップしたモデルでは正しく表示されていたりするので、気になる場合にはダイアグラムの再作成をされると良さそうですね。手間ではありますが。

また新しい機能等は RCP版が出てから試してみたいと思います。

最近のリリースは順調そうで良かったです。

2021/12/16

今日明日あたり・・・

 今日・明日あたりに Papyrus 6.0 (2021-12) がリリースされそうな予感ですね。。。

2021/10/05

CDT等の他の Eclipse ベースIDEへの Papyrus Update Site の登録

そういえば自分が使っている Eclipse ベース IDE 環境にも Papyrus プラグインを登録していたりします。例えば CDT (C/C++ Development Tool) 環境があります。CDT は新しい Eclipse がリリースされる毎に自動的にバージョンアップされるため、そのままだと Papyrus のみが古いプラグインのままになることがあります。常に Update Site が同じであれば問題ないのかもしれませんが、現状、Eclipse の正式な Release train に入っていない Papyrus のバージョンでは、自身で新しい Update Site を更新する必要があります。

今回の Papyrus 2021-09 においては、Update Site は Download ページに記載された以下となります。



このサイトを Eclipse の Update Site に登録(もしくは修正)を行います。Eclipse のメニュー上の Window から Preferences を選択し、その Install/Update メニューの Available Software Sites に Add (もしくは Edit)します。



こんな感じです。

これで Apply and Close して、その後、Check for Updates をかければ、無事に新しい Papyrus が導入されます。



今しがた CDT を使っていて、ふと気がついたのでメモがてらに。

2021/10/04

[小ネタ] Papyrus 5.2 for Windows のダウンロードサイトが・・・

メインの開発環境が Linux のため、Windows版 Papyrus の使用がいつも後回しになるのですが、さて、という感じでダウンロードページから Papyrus 2021-09 (5.2.0) の Windows版 RCP をダウンロードしてみました。。。

が、ダウンロードが終わりません。。。
zipファイルのサイズが 600MB もあるのに 2.5Mbps (0.3MBps) しか出てないので、ダウンロードに数十分かかっています。いつもすぐに終わるのですが。。。

はて、と思い、ブラウザでバックして、どこのサイトからダウンロードしているのか確認してみました。
すると・・・



とのこと。

「え、どこ??」と、はじめは全く分からなかったのですが、調べてみると、


とのことでした笑

何故にキプロス!!笑

EU圏からは近いとは思いますが、ASIA圏からすると、少しつらいです笑

とりあえず 2.5Mbps 程度しか出ないので、もし University of Cyprus が選択されていた場合は、上記サイト上の

>> Select Another Mirror

から、ミラーサイトを選択した方が良いと思います。一応、以下のサイトが選択可能な模様です。


この記事を書き終えた時点でダウンロードが、まだ「残り7分」と表示されていますが笑、僕はとりあえずこのまま進めます。

なんとなくキプロスの人にも悪いですし :-)

ありがたいことに、生まれて初めて「キプロス」のスペル「Cyprus」を覚えることが出来ました :-)

Cypress (Semiconductor) みたいなスペルですね笑

・・・と、いうのを書いたり、推敲したりしている間にダウンロードが完了したので、Java VM の設定を行い、起動してみました。


はい、Papyrus 5.2 for Windows 、とりあえず無事に起動しました。



SysML 1.6 for eclipse 2021-09 がアナウンスされました

Papyrus の Forum 上で SysML 1.6 for eclipse 2021-09 のリリースがアナウンスされました。

SysML 1.6 for eclipse 2021-09 is available

当初は、

Papyrus 2021-09 のアナウンス後、Marketplace から既に入れているけど...

と思っていたのですが、見てみると update site が古く、2021-03 のリポジトリを参照する様になっていました。

https://download.eclipse.org/modeling/mdt/papyrus/components/sysml16/2021-03/

そのため、何度 Check for Updates をかけても、新しいアドオンに更新されないままの状態でした。

正式なアナウンスがあったことや、そこで指定されている Update Site が異なっているので、新たに SysML1.6 をインストールした方が良さそうです。

そのまま上書きインストールしても良いかもしれませんが、何かしらの不整合が発生しても嫌なので、まずは古いアドオンを削除した後、新しくインストールしようかと思います。 なお Platform は Papyrus RCP を想定しています。

古い SysML1.6 の uninstall

Help > About Papyrus を選択し、ダイアログを表示させます。


ここで [Installation Details] をクリックします。


このようにインストールしたアドオンが表示されるので、そこから Papyrus SysML 1.6 Feature を選択して、削除していきます。Requirements Extension も追加したので、これもですね。削除はダイアログ下の [Uninstall...] のボタンから実施します。

確かに両者ともに 2021/7/29 で更新が停まったままですね。

1つ uninstall するごとに Restart の確認表示がされますが、とりあえず一通り(といっても2つですが)削除した後、再起動しました。

新しい SysML1.6 の install

次は新しいアドオンのインストールです。色々なやり方はあるかと思いますが、今後の Update のことも考えて、アナウンスページに表示された Update Site:

https://download.eclipse.org/modeling/mdt/papyrus/components/sysml16/releases/2.1.0_a/p2/

を Install New Software の所から Add することで行いました。

同サイトを登録し、Install New Software で選択すると、以下の通りに表示されます。


確かに Vesion のタイムスタンプ部分が 2021/9/27 となっており、新しいバージョンですね。あとは普通に Next で進んでインストールするだけです。

更新した結果として

問題なく新しいアドオンが使えています。明確な違いは分かっていませんが、どちらにしても正式な Papyrus 2021-09 向け SysML1.6 アドオンを使った方が良いかなと思います。

因みに少し気になったこととして、その名称が
SysML 1.6 for eclipse 2021-09 
であり
SysML 1.6 for Papyrus 2021-09 
でない所があります。もしかしたら、Eclipse 上で直接本アドオンをインストールしても、Papyrus アドオンが自動的にインストールされる形で、ようは SysML1.6ツールとして、単独で Eclipse に追加可能なのかもしれません。

気になりはしますが、下名としては Papyrus UML と SysML1.6 は同時に使うことが多く、SysML を単独で使ったりはしないので、確認するのは、また気が向いたら、にしようかと思います :-)

2021/10/01

UMLモデルからSysMLモデルへの変換

 Forum の記事

「UML model to SysML model(Change/migrate model with state machines from UML to SysML model)」

にあった話題ですが、Papyrus の UML として作成したステートマシンモデルを SysML のステートマシンモデルに変換するにはどうしたらよいのか、という話です。

Switch Architecture Context で出来るとのことです。

知らなかったので少し試してみました。

ステートマシンモデルの切り替え

まずはUMLモデルとしてステートマシンを作成してみました。


Properties の Diagram Kind から見て取れる通り、UML の State Machine Diagram になっています。

この状態で、Architecture Context の切り替えを行ってみます。操作は、Model Explorer のトップのモデルをマウスで選択し、ドロップダウンリストから Switch Architecture Context を選びます。


すると切り替えのダイアログが表示されます。SysML1.6 のアドオンがインストールされていることが前提ではありますが。


ここで SysML1.6 に切り替えます。


これでOKをクリックすると以下のような警告が表示されます。


了解して Yes をクリックすると以下のようになりました。


Diagram Kind を見ると、確かに SysML 1.6 State Machine Diagram に変わっていますね。

へーという感じです。細かには色々と気になること、例えば、図の変換なのかモデルの変換なのか、はありますが、UMLとしてモデルを作成した世界から、SysMLのモデルの世界に移りゆくことは可能そうですね。

その後、同じく Switch Architecture Context で UML に切り替えると無事に元に戻りました。

クラス図の変換

少なくとも図の変換は出来たということで「図の変換」という表現を使いますが、次に気になるのは「UMLのクラス図はどうなるか」です。

試してみました。

以下のようなクラス図を作成しました。


同じく Switch Architecture Context を実行してみると、以下のようになりました。


Diagram Kind を見ると UML :: Class Diagram のままですね。Model Explorer 上の State Machine Diagram の方のアイコンから分かる通り、こちらは SysML に変わっているのですが、SysML の Architecture Context でも、UMLのクラス図はそのままというわけなのですね。

前にも少し試していた UML と SysML の混在(その1その2)に関しても、Architecture Context を切り替えて使った方が良さそうですね。

ただ使ったことがないので、問題等についてちゃんと把握はしていませんが。。。



2021/09/24

Papyrus 5.2 (Papyrus 2021-09) のアドオン導入

 先の記事の通り、無事に Papyrus 5.2 (Papyrus 2021-09) がリリースされたこともあり、よく使っているアドオン(プロファイル含む)を導入してみました。

なお、それらアドオンは、

  • SysML 1.6
  • Software Designer

です。

いつも通り Eclipse MarketPlace Client の導入から開始して、Papyrus で検索してみると、以下の通り関連アドオンが表示されています:

Papyrus の Forum を見ている中で、2021-09 に向けて SysML1.6 と Software Designer は順調に準備が進んでそうな状況だったので大丈夫かなと思いますが、アドオン追加を進めてみます。

SysML1.6

SysML のアドオンには SysML1.4 と SysML1.6 があるのですが、最近、SysML1.4 のアドオンは最新バージョンへの移植や動作確認がなされていない様なので、SysML 1.6 を導入してみたく思います。よほどの強い理由がなければ SysML1.6 で問題ないと思います。

Marketplace での Install を進めてみると、以下の表示がされました。


この Papyrus SysML 1.6 Requirements Extension Feature は仕様書の Appendix に記載されている Performance Requirement や Design Constraint などの子要求を使用可能とする Feature だったと記憶しています。予め使えると便利なのでチェックをつけて導入します。

無事にインストールが完了すると以下の様に SysML のモデルやダイアグラムが作成可能となります。Papyrus 2021-09 以前の一時はダイアグラムメニューが出ない等の問題がありましたが、無事に表示されています。



なおプロファイルとしての見え方はこんな感じです。


Import Registered Package で見てみると、このようなパッケージが使用可能な様ですね。また確認してみようかと思います。



Software Designer

Software Designer は Papyrus の UMLモデルから C++ および Java のコード生成を行うためのアドオンであり、必要な実装言語のプロファイルも含んだものとなります。

Papyrus 2021-09 に向けた Forum を見ている中では、最も最初に対応が済んだアドオンとの印象があり、一番、安定しているかもと期待しています。

こちらも Marketplace Client から導入します。


特に違和感と問題なくインストールが完了しました。

インストール後に適用可能なプロファイルを見てみると、このような感じで追加されていました。


各々の詳細については Software Designer の最新リリース内容と共に、また確認してみようかと思います。

とりあえず、必要そうなアドオンが無事に導入出来てよかったです。




Papyrus 5.2 (Papyrus 2021-09) がリリースされました

 先日の記事時点では、まだダウンロードサイトの準備が整っていないみたいでしたが、無事に Papyrus 5.2 (Papyrus 2021-09) がダウンロード出来るようになりました(正確にはRCPが)。

トップページにもリリース情報が掲示されています。

ダウンロードページもこのようになっています。

とりいそぎダウンロードして見てみましたが、まずは普通に起動出来ました。

年月の表示フォントが前と少し変わっている気がしますが、気のせいでしょうか。

概要確認のダイアログも以下の様に表示されました。


今回はかなり難産だった様ですね。

また使ってみた感じは別の記事にて記載させて頂きます。

開発者の方、ご苦労さまでした。ありがとうございます。