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2020/06/03

関連端の可視性の変更

Tipsです。

Papyrusのクラス図を用いたモデル化の際、Association(CompositeやShared)で2つのクラス間を関連付けた後に「可視性」(Visibility)を変更したい時に、どうすれば良いか悩む時があります。

例えば

とモデル化した後で、Engineクラス側の関連端「engine」の可視性を、今の + (+engine。ようは public)から ー (-engine。ようは private) に変更したい時などです。

Association のエッジを選択して Properties タブを見てみると、関連端に対する「名前」や「多重度」など幾つかの属性は変更出来ますが、可視性(Visibility)を変更できる所はメニューにはありません。

以下の図のような感じです。


このような時に可視性を変更するには、上記図のような Association に対する Properties タブから行うのではなく、Model Explorer 上に見える Car クラスのプロパティとしての「engine」を選択することで行います。

Model Explorer の Car クラスを見ると、


のように Carクラス に engine が見えると思います。

これをマウスで選択し、Properties タブを開くと、


のように Carクラスの Property としての engine の編集が行えるので、ここで「Visibility」を public から private に変更します。


これにより、クラス図上で 「- engine」と変更されます。


このような Tips が Papyrus には色々と存在しているので、また紹介してゆけたらと思います。

ちなみに上記の Propertiesタブ で、可視性を public から private に変更した際、図の左上にあるアイコンが変わっていることにも気づけるかと思います。Model Explorer 上でも



のように変動して private メンバを示すアイコンに変更されています。