Model Explorer 上で以下の様に示されている 3つのProperty 「x, y, z」と 3つのOperation 「a, b, c」を持つクラス Base を考えます。
クラス名「Base」の下にある attributes を表示する「区画」(Compartment)に「x, y, z」が表示され、operations を表示する区画に「a, b, c」が表示されています。
この表示に対し
- 各区画が何を表示する所かを明示したい
- 各区画で表示する内容を選択したい
まずクラス図上で対象のクラス(ここではBaseクラス)をマウス左クリックで選択し、その後、マウス右クリックで表示されるドロップダウンリスト上で「Filters」を選択します。
すると幾つかのメニューが表示されます。
ここで
- Show/Hide Contents を選択すると表示する要素の選択
- Show/Hide Compartments を選択すると表示する区画や区画の名前の選択
が行えます。
まず「Show/Hide Contents」ですが、以下のダイアログが表示されます。
このチェックボックスを選択もしくは選択解除することで表示する要素を選べます。
例えば、attributes としては「xのみ」、operations としては「a, bのみ」を表示したい場合は、そのようにチェックボックの選択を行い、
[OK]ボタンを押すとクラス図での表記が以下の様に変更されます。
また「Show/Hide Compartments」ですが、以下のダイアログが表示されます。
ここで
- 左側の「Compartments To Display」が区画自体を表示するかどうか
- 右側の「Display Compartment Title」が区画の名前を表示するかどうか
の選択となります。
まず右側の「Display Compartment Title」を試してみます。現在表示されている3つの区画全てにタイトル表示のチェックを行うと、
クラス表記は以下の様に変わります。
無事に区画のタイトルが表示されています。
次に「Compartments To Display」を試してみます。
まず attributes 区画だけの表示を試してみます。
この時、チェックを外した区画の「Display Compartment Title」のチェックはあってもなくても構いません。これでOKを押すと、
とBaseクラス上で attributes 区画のみが表示されます。
と変わります。
これらをうまく組み合わせて、同じクラスモデルでも表示する内容を選択して、各図で何を示そうとしているのかを明確にすることが可能です。