ダイアグラムの表示色
Papyrusのクラス図でモデル作成を行うと以下の図のような見慣れた配色で表示がなされます。
なぜこの配色がデフォルトとなのか理由は知らないのですが、落ち着いた感じでもあり、また少し冷たい感じもします。好みではあるでしょうけど。
ただ、ダイアグラムを他の文書に貼り付けたい場合に、色目がないモノクロでの図が欲しい場合もあります。実際、Papyrusのこのグラデーションがかかった図を紙面に印刷した場合に、図の内容が分かりにくくなることがあります。
個別にモデル要素の見た目を変更する場合には、Properties(日本語化している場合にはプロパティー)の所にあるAppearanceにて、色やグラデーション、線の細さ、フォント、アイコンあり・なし等が変更出来ますが、全ての要素を個々に変更し続けることは大変なので、一括で変更したい時があります。その場合には Papyrus のPreferences(設定)にあるPapyrus設定のCSS Themeを変更する形になります。
CSSテーマ
CSSとはCascading Style Sheetsの略語であり、 「HTML や XML の要素をどのように修飾(表示)するかを指示する、W3Cによる仕様の一つ」 です(Wikipediaより)。 デフォルトで設定されているPapyrusのCSS設定は「Papyrus Theme」と呼ばれているものです。Peferenceから辿れる Papyrus の CSS Theme では以下の様になっています。
このメニュー上の Current Theme を変更することで別のテーマに切り替えることが可能です。選択可能なリストの中には「Black & White」という要素も存在しています。
「Black & White」に切り替えることで、先程のクラス図の見た目は以下の様に変わります。
これはこれで悪くはないのですが、少しシンプル過ぎる気がします。個人的には白黒表示にしつつアイコン表示は欲しい所です。 以下に示す様なイメージです。ぱっと見たときに、様々なモデルの付加属性がわかりやすく、かつシンプル、という気が個人的にはしています。
この表示にすべく、これまでは「CSSテーマをBlack & Whiteに」「個々のモデルに対してアイコン表示設定をON」として使っていました(特に印刷物対応が必要となる文書向けのダイアログ作成では)。
ちなみにアイコン表示設定は Appearance の最下部にあるElement iconのチェックボックスになります。
ただ全てのモデルの表示設定を毎回手で実施していくのはやはりとても大変でして、一括変更が欲しい所です。
その場合は、自身でCSSテーマを作成することになります。
今回始めて自身でのCSSテーマ作成を実施したので、その内容について後半の記事に残しておきます。