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2018/06/29

Eclipse Papyrus 4.0.0 (Photon) Released

Eclipse Photon ベースの Papyrus 4.0.0 がリリースされました.
通常の Plugin 版と共に RCP 版も同時リリースされています.

スプラッシュ画面 には Photon と表示されています.



まだちゃんと確認していませんがPapyrus 4.0.0 の変更点は以下とのことです(参照元):
  • A new preference has been introduced to keep stereotype application with their base element see StereotypeApplication Preference
  • The hyperlink navigation has changed see Hyperlink Navigation
  • Add a preference page to configure the visualisation of  external decorator  see External Decorator
  • Add auto-completion to select the type in the property view see  Auto complete type
  • Add an export to HTML to see model without papyrus see HTML Export
  • Development and adaptation of the Layer tool for the diagrams Layers .
  • Synchronisation with ELK see ELK adaptation
  • Tables improvements:
    • display of a string instead of N/A
    • Matrix improvements
    • save by UUID not the positon
  • Diagrams improvements:
    • some problems about the name label of ports have been fixed
    • some resize action in the class diagram have been fixed.
    • sequence diagram - Better movement  managment of Elements, introduction of combined fragment, RCPTT tests.
  •  Integrate a  tool to adapt your model based on the modification of the profile
  • Architecture framework : stabilization (easier customizations/modifications by the users) and bug corrections



なおこの4.0.0から正式に Papyrus Component が Marketplace 対応したのですが,残念ながら Help メニュー上には Marketplace はありませんでした.


Papyrus4.0.0のダウンロードページには以下の記載があります:
From Papyrus 3.3.0 onwards, the Papyrus Relatives will be released in the Eclipse Marketplace as soon as they are available.
SysMLや Software Designer のようなコンポーネントのインストール手段としては,Marketplace メニューからではなく,別の手段を想定しているのやもしれませんね.
また探してみてみます.

なお適用された細かなパッチリストは以下で確認できます.
https://projects.eclipse.org/projects/modeling.mdt.papyrus/releases/4.0.0/bugs

もし現バージョンで気になる点があれば,4.0.0で改修済かどうか確認されるとよいかもしれません.

2018/06/13

EclipseCon France 2018

Eclipse の年次コンファレンスである EclipseCon France 2018 が今日 6月13日 から開催されます。

Papyrus に関係するセッションとしては二日目の6月14日に以下の2つがあります:

Papyrus そのもののセッションでは Domain-Specific となる Modeling tool であることをクローズアップし、紹介されるみたいです(Experience level が Beginner となってますので紹介なのかなと思っています)。

Time4Sys は MARTE が目的とする Real-Time Embedded System のタイミング解析等を行うためのフレームワークです。
Time4Sys のサイトにある図がその位置づけを端的に示していると思います:

PolarSys Time4Sys is a timing performance framework that fills the semantic gaps between the design models of real-time systems and the models of timing verification tools.

Time4Sys proposes four capabilities: modeling and viewing the Time4sys model, A dedicated meta-model based on the MARTE standard, model transformations able to transform and adapt Time4sys model for verifications tool and connectors to import/export models from design tools and verifications tools.

Time4Sysのプラグインは GItHub 上で公開されています:
Time4Sys (GitHub)
最新のバージョンは、この 6月8日 に公開された 0.8.0 のようです。




2018/06/12

Papyrus Photon - June 27

Papyrus Photon のリリース日ですが、

6月27日

の様ですね(開発者メーリングリストより)。

あと2週間ですね。

2018/06/10

MARTE プロファイル

先日リリースされた Papyrus 3.4.0 に移行中なのですが,
MARTE プロファイル(Modeling and Analysis of Real-time and Embedded systems)

を直接見つけることが出来ません.

組込みリアルタイム系のソフトウェア・ハードウェアをモデル化する際,便利なプロファイルです.

色々とインストールして見てみると,どうも
Papyrus Software Designer
をインストールすると合わせて導入されるみたいです.

昔はプロファイル単独でインストール出来たのですが.

なお Software Designer は過日の記事の通り Marketplace からインストールする必要があり,現3.4.0 の Papyrus RCP でも Marketplace プラグインがデフォルトでインストールされていないので一手間かかります.


Photon 版 RCP がリリースされる際には,デフォルトで Marketplace プラグインが登録されているとありがたいです.



2018/05/31

書籍「SysML in Action with Papyrus」

Jean-Michel Bruel さんと Sebastien Gerard さんが執筆される
「SysML in Action with Papyrus」
という書籍ががこの12月に出版予定みたいです.


現在予約受付中みたいですが,
SysML in Action with Papyrus uses practical examples and the open source Papyrus modeler to explore requirements, validation and the classical V cycle. The book presents a generic approach that is fully suitable to SysML, applying major system engineering principles and standards. 
とのことで楽しみです.

お値段が少しお高い気もしますが,最終的にはおいくらになるのでしょうね.

ページ数は250ページ程度みたいです.



あと GitHub 上で
Papyrus-SysML In Action
というリポジトリも Jean-Michel Bruel さん により作成されています :-)

SmartHomeUseCase とありますので,本書籍では SmartHome にて例示されているのではと思います(ただ昨年の9月以降の更新はありませんが).

master branch をダウンロードし手元の Papyrus でプロジェクトを Import して見てみましたが,普通にモデルが開きました.

Sebastien Gerard さんは Papyrus の開発元である CEA LIST に所属されている方であり,その方々が作られた Papyrus モデルを読むのは大変参考になります.



書籍「システムズモデリング言語SysML」

Sanford Friedenthalさん他が執筆された
「A Practical Guide to SysML」
を慶應義塾大学 西村秀和先生他が訳された書籍が
「システムズモデリング言語SysML」
です.

原著の方はThird Editionまで進んでいるみたいですね.

投稿内へのAmazonアフェリエイト設定のテストでした :-)

2018/05/30

UML用語の日本語訳語

Papyrusでのモデル記述を行う際,そのツールメニューは英語で表示されています.

「Papyrus の日本語化」で紹介した日本語化を行っても,ベースとなるEclipse側は日本語化されますが,Papyrus plugin で使われている単語は英語のままとなり,UMLのモデル化要素も英語にて表記されます.

UML用語の対応する日本語訳を知りたい場合には,
UMTP/UMLモデリング推進協議会
が編纂された用語集が参考になります.
上記サイトからUML2.0に対応したUML用語編がダウンロード可能です.

優先訳語や使用可能訳語,ガイドライン,JIS X4170・ISO/IEC 19501 との対比もあり,とても参考になります.


2018/05/24

mdt-papyrus.dev RSSフィード

Papyrus 開発者用の Mailing List 「mdt-papyrus.dev」の RSS フィードも本ページ左下から閲覧できるようにしました.

直近の5件が表示されます.

ここ数ヶ月の投稿数を見てみると,ほぼ一日5件以内には収まってそうなので,定点観測していれば,ある程度もれなく状況を把握できそうです.

Photonリリース直前には件数が増えてあふれるかもしれませんが,その頃は細かに内容を追ってもあまり意味はない気もしますので,何かしらのリリースを適宜把握しておきたいという実用には耐えうるのではと思っています.

SysML 1.4向けプラグインの更新 (1.2.0)

Papyrus 3.4.0にあわせ SysML 1.4 プロファイルモジュールも 1.2.0 に更新されました.

SysML 1.4 v1.2.0 with Papyrus 3.4.0

こちらもupdateが必要ですね.


2018/05/23

Papyrus 3.4.0 Oxygen Released

Papyrus 3.4.0 Oxygen Released のアナウンスがありました(Monday, May 21, 2018).

改修内容は,

  • ダイアグラム
    • Nullポインタ例外への対応
    • 要素の移動等に関するシーケンス図への大幅な修正
  • プロパティビュー
    • ディレクトリを選択可能なウィジェットの追加
    • クラッシュ回避のための修正の追加
とのことです.

RCP版3.4.0も同時にリリースされたみたいですね.

よく使う win64 版の RCP3.4.0 のダウンロードファイルサイズ(zip)は589MBでした.

なお新たな RCP 版を展開して使う場合,環境によっては


等の対応が必要になります.

実際,日本語化は基本はせずに使っているのでそちらは良いのですが,iniファイルの修正や追加コンポーネントのインストールはちょっと面倒ですね.

Papyrus RCP 3.3.0 の Check for Updates をかけてみたのですが,3.4.0 のアップデートはかかりませんでした.Available Software Sites には Papyrus も登録されているのですが,RCP版の場合は,そうなのでしょうかね... ?


また時間がとれた時にでも,のんびり 3.4.0 に移行します.

そうこうしているうちに,来月には Eclipse のメジャーバージョンアップ (Photon)と共に,Papyrus もバージョンアップしてしまいますが.

2018/05/15

SYSML V2

THE NEXT-GENERATION SYSTEMS MODELING LANGUAGE を標榜した

SysML 2.0 (SysML V2)

に関する情報がOMG下の下記サイトで公開されています:


その RFP も公開されています.

RFP に関するコンタクト先は和訳本「システムズモデリング言語SysML」の元著者でもある Sanford A. Friedenthal さんです.

その内容の紹介が Webinar として Youtube でも公開されています.プレゼン上に記載されている日付から 2017-11-10 の資料内容みたいです.

上記OMGのサイトからも Webinar にアクセスできますがユーザ登録が必要なため,Youtube の方が気楽に聴講できます.Friendenthal さんが説明されています.

RFPのタイムテーブルは以下との記載がRFP上にありました:

Event or ActivityDate
Letter of Intent (LOI) deadline24 September, 2018
Initial Submission deadline4 November, 2019
Voter registration closes25 November, 2019
Initial Submission presentations2 December, 2019
Revised Submission deadline9 November, 2020
Revised Submission presentations7 December, 2020

LOI等の意味や位置づけについてはAISTの方が作成されている OMG用語集 が参考になります.

2018/05/09

UML-RT/Papyrus-RT

UML-RT/Papyrus-RTに関するEXE2017でのプレゼン資料を見つけたのでメモとして.

Juergen Dingel さんの
Towards an open sourceMDE tool infrastructurefor the Internet of Things
です.

ざっくりと概要を知るのに良い資料かと思います.

UML-RT自体としては Bran Selic さんによる
The Real-Time UML Standard:Theory and Application
があります.

少し古いですが.

なお Papyrus-RT (Papyrus REALTIME) 自体のwebサイトは


です.

このページの Download から RCP 版の取得や Update site を確認できます.

Papyrus-RTのロゴは格好いいですね.



現在 v1.0.0 がリリースされており,それ以降の v1.3 や v2.0 までの計画はありますが,Uncertain と記載されている通りの状況に思えます.




Papyrus の RSS

Papyrus の提供元から発信されるニュースを自分自身でも見逃さないようにRSS フィードを本ブログに設定しました.画面左側中央あたりにある

Papyrus Project: News

から閲覧可能です.

2018/04/29

Papyrus の日本語化

Eclipse や Papyrus RCP のデフォルト設定では日本語化されていません。

Eclipse の日本語化の手段としては


が有名で、その All in One パッケージを僕も昔は使っていました。

ただ、Papyrus Plugin の日本語表示でおかしかったときが昔にあり、それ以降は


を使っています(今は対応されているみたいではありますが)。

ちなみに Babel は
Babel is a set of tools to make the job of globalizing Eclipse projects easier. 
のプロジェクトです。

Babelの導入方法は、同webページの「Downloads」リンクをたどったページに記載されている
Installing the language packs
  1. Open the install wizard with 'Help' > 'Install new software...'
  2. Add the Babel p2 repository: http://download.eclipse.org/technology/babel/update-site/R0.15.1/oxygen
  3. Select/install your language pack of choice
  4. Restart Eclipse and you should get a translated Eclipse
の通りに進めます(上記は Oxygen での記載です)。

具体的には、上記 1. により上がってくる「Install」ダイアログ上の [Add...] ボタンを押すことで表示される「Add Repository」ダイアログにリポジトリ名とURLを設定します。


これで [OK] ボタンを押すと、少しわかりにくいですが "Pending..." と表示されますので、少し待ちます。




少し経つとインストール可能なパッケージがリストアップされるので、スクロールバーからスクロールダウンして "Babel Language Packs in Japanese" をチェックし [Next >]ボタンを押します。


これで日本語化に対応した必要なパッケージが選択されるので、同じく [Next >] ボタンで次に進みます。


あとは License Agreement にチェックをして [Finish] ボタンでインストール開始です。


インストール中は Eclipse/Papyrus RCP トップウィンドウの右下に進捗状況が表示されています。



しばらくたつと Security Warning の確認画面が表示されますが、ここでは [Install anyway] を選択して先に進みます。




この後、残りのパッケージがインストールされ再起動を促すダイアログが表示されます。



[Restart Now]ボタンを押すことで Eclipse/Papyrus RCP が再起動され、日本語化された画面が表示されます。


なお、Eclipse/Papyrus RCPの基本的なメニュー設定の日本語化はされますが、Papyrusにおける各種モデル図を作成する際の要素名などは日本語化されません。
その部分は自助努力でお願いします。

2018/04/28

Add Google Translate

ブログへのアクセス解析結果を見ると、海外からのアクセスもちょこちょこと見受けられます。

web検索での結果からでしょうか??

記事内容はすべて日本語で記載されており、がっかりしておられるかもしれません。

その一助になればと思い、Google 翻訳により所望の言語に翻訳可能としました。

ページの上の方にある「Translate」から翻訳したい言語を選択いただければです。


という内容をがっつりと日本語で記載してみました :-)

なお上記を「Google 翻訳」で英語に変換した結果は以下でした:

Looking at the access analysis results to the blog, also seen To hobbling access from overseas. I think from the results of a web search?? All article content has been described in Japanese, it might be he was disappointed. I think if accustomed to the help, it was made possible translated into the desired language by Google translation. Near the top of the page it is if you can select the language you want to translate from the "Translate". 

どうでしょうか?

2018/04/20

Papyrus 3.3.0 Oxygen RCP が JavaVM 10.0.1 で起動しない

Papyrus 3.3.0 Oxygen RCP が Windows10 Pro/64bit 上で起動しませんでした.
ワークスペース選択のダイアログをOKする所までは動作するのですが,その後でエラー表示のメッセージボックスが出力されます.



そのメッセージに従いログファイルを見てみると

!ENTRY org.eclipse.osgi 4 0 2018-04-20 10:41:42.810
!MESSAGE Application error
!STACK 1
org.eclipse.e4.core.di.InjectionException: java.lang.NoClassDefFoundError: javax/annotation/PostConstruct

などが表示されていたります.

調べてみると,どうやらこれに該当する話の様です:

Configure Eclipse for Java 9

このサイトに書かれている情報によると,Oxygen 4.7.1a より前と Java 9との組み合わせで発生する状況の様です.

Papyrus 3.3.0 Oxygen RCP は



の通り,Oxygen 4.7.0 ベースであるため,このエラー発生条件に該当しています.

そのため記事に記載されている

Configure Eclipse for Java 9 modules

Since the Eclipse SDK uses types that aren't in the java.base module, you need to add the following vmargs to eclipse.ini:
--add-modules=ALL-SYSTEM
Your project might fail to run because you use types that are neither in java.base or java.se.ee, e.g. types from javafx.base. In that case you have to figure out which module(s) you need to add with --add-modules.
の通り,papyrus.ini ファイルに上記 --add-modules の一行を追加することが必要です.

それにより無事に起動することが可能になります.


Papyrus 3.3.0 Oxygen RCP

気づかないうちに Papyrus 3.3.0 Oxygen RCP が出てました.

Posted Apr 03, 2017

にリリースされていました.

Papyrus の ダウンロードページから入手可能です(ページをスクロールして Papyrus RCP の所から).


残念ながら Marketplace (過去の記事を参照してください)は有効になっていないので,自分で Install New Software ... からいれないといけませんね.

その手順は前の記事にも書いていた気がしますが,ざっくりいうと以下の感じです.URLや検索ワード,対象を参考にしてください.


Marketplaceを追加することで,Papyrus 向けのいくつかの追加コンポーネントを導入可能となります.


2018/03/25

Papyrus Additional Components → Market Place

Papyrus の Additional Components が Market Place からインストール可能となっていることは前の記事で触れましたが,この先は現在の Additional Components ダイアログからではなく,Market Place でインストールするようになるみたいですね.

Papyrus&co Installation

色々とPapyrusに関する情報を検索していて,見つけました.

Eclipseの次メジャーリリース(Oxygen → Photon)からは Market Place のみになりそうですね.


Papyrus 3.3.0 リリース

前回のリリースに関する話は「3.4.0」でして,現在の3.2.0からして,
「3.3.0は,とばすのかな?」
と思っていましたが,3/20に3.3.0がリリースされました

Papyrus 3.3.0 Oxygen Released 
Posted Mar 20, 2017

The Eclipse Papyrus 3.3.0 Oxygen release is now available! Go to the Download page to install Papyrus.
なお
This version fix some problems, it contains:
- Layers integration
- Bug fixes on the  model explorer
- Bug fixes on the sequence diagram
- Bug fixes about  performance
とのことです.
New and Noteworthy - Papyrus 3.0.0 (Oxygen) により詳細な内容が記載されていますが,特段に大きな変更はなさそうです.




2018/03/21

Papyrus の次リリース

色々と未投稿の記事がたまっていっていますが,Papyrusの次リリースの情報が公開されたので,取り急ぎ転載しておきます.
次のリリースバージョンは 3.4.0 で 5月が予定されているみたいですね.

Papyrus 3.4.0 is planned
Posted Mar 13, 2018
Papyrus Team will make a new service release of Papyrus, Papyrus 3.4.
This latter will be available on May the 21th.

https://www.eclipse.org/forums/index.php/t/1092260/

もう少し早い時期を望んでましたが,致し方ない所でしょうか.
シーケンス図のバグFIXが主点となる模様です.